はじめてのガーミン[2]〜マニュアルをダウンロードしたら新書一冊分の情報量だった

GPSウォッチをはじめて使ってみようと思い立った私は、知り合いから勧められたガーミン「ForeAthlete 945」を手にし、ログ管理するために「Garmin Connect」を設定したのが前回でした。
前回:はじめてのガーミン〜Garmin Connectを設定してみた!

今回は、本体の設定です。
最近は製品を買った時にマニュアルやら取扱説明書が内包されているわけではなく、WEBからダウンロードするペーパーレスになっていることが多く、この945も公式サイトから操作マニュアルをダウンロードする仕組みになっていました。
さて、この操作マニュアルは目次だけで4ページにもわたり、全ページ数は82もありました。そして、文字数にして13万字を超していました。大学生の卒業論文が4〜5万字程度だそうで、HONZによると新書は8万字~12万字、単行本は15万字前後と言われているそうです。操作マニュアルは新書一冊分の文字量だといえるわけですが、本好きの私でもこれはしんどいです。

これがその目次です。

因数分解とスモールゴール

すでにめまいがしそうで、静かにマニュアルページを閉じてしまいそうですが、ここを乗り切らないと腕に巻かれた945はただの飾りになってしまいます。でもきっと大丈夫。ランナーであれば解決策を見出せるはずです。それは、鼻から遠いゴールのことを見るのではなく、目の前の5kmに集中し、それを積み重ねるように、立ちはだかる敵が大きければ大きいほど、因数分解してスモールゴールを設定するのです。

つまり、ここでは82ページもの、13万字もの操作マニュアルを因数分解して、今の自分に必要な項目のみピックアップすることにします。目次最初の2ページ分では下の赤枠のみチェックすることにしました。それ以外はここでは無視します(笑)。

【キー操作】

945には5つのボタン(竜頭)があります。それぞれ何をするためのものなのか、ここを理解しておかないと初期設定するための操作すらできなくなってしまいますから、キー操作をまず覚えました。
電源は左上で、各動作のSTART/STOPが右上で、右下がそれら動作の一つ前に戻るもので、左下の2つは画面をスクロールさせるときに使う。たぶん、もっと複雑な操作もできるのでしょうけど、簡素化して最低限の操作を覚えておくことにします。

 

【初期設定】

続いて初期設定です。初めて電源を入れた場合は次の8つの設定を行う必要がありました。

  1. 言語選択: [English] or [日本語]
  2. スマートフォンとペアリングするか?:[はい]  or [いいえ]
  3. 距離表示の単位を選択: [キロメートル] or [マイル]
  4. 時間表示の選択:[12時間] or [24時間] or [ミリタリー]
  5. 性別選択:[男性] or [女性]
  6. 誕生年の選択
  7. 身長の選択
  8. 体重の選択

距離表示の単位を選択はしっかり確認したいところです。ガーミンはアメリカ企業でもあるので、[マイル] 表示で初期設定されていることが多く、日本仕様に[キロメートル]設定を忘れないように注意ですね。

【その他の設定】

目次3,4ページ目でチェックしたのは下記になります。

特に自分にとって必要そうであれば設定をし、すぐに使わないものであればスルーします。使う前から完璧な設定を目指すのではなく、最小限の設定と使い方に絞ることで、マニュアルとの格闘も最小限に抑えることができると思います(たぶん…)。

なにはともあれ、早く腕に巻いて走り出したいモチベーションの火を消すことを回避できるので、因数分解してスモールゴールを設定する作戦は有効だと思います。

次回は、ようやっと走り出してみます。実際に走ってみて、どんなデータが取れるのか、そして、どう記録させるのかなどやってみたいと思います。

ガーミン豆知識2

ランニング用GPSウォッチとして使っているガーミンですが、2018年には米空軍U-2偵察機パイロットに採用されています。その機能として、GPSナビゲーションはもちろんフルカラーマップ、天候、ウェイポイント管理、フライトロギング機能を備え、ナビゲーション機器のバックアップとしてコックピットの標準装備になりえるとか。軍に採用されるということは、それだけ正確で性能が良い証拠になりますね。